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御柱 MIHASHIRA


 二階会場 【詳細写真のぺーじへ】


二階奥の和室 【詳細写真のぺーじへ】


ギャラリー楽風(らふ)は100年くらい経った納屋を改造したギャラリーです。何も展示がない時にお邪魔して静かに一人座っていますと、建物を支える柱や梁の強い存在感の向こうから、次第に土壁がこちらに語り掛けてくるようです。

御柱はオンパシラとも読みますが伊勢神宮の「心の御柱・シンノミハシラ」にならってミハシラと読んでください。

どこにでもある、誰の中にでもある見えない柱。光の柱は天に向かう大樹の残像でもあり、星からの光でもあります。


一つ目の部屋は特別なステンレス線を一本一本加工して吊り下げてあります。
当たる光、見る場所によって大きく変化します。

12の柱に分かれていて、ごく一部の人にしか話しませんでしたが、それぞれが星座を形作っています。

強い人口光も良いのですが、たった一つの窓から入る光のみで、静かに寝たり座ったりして見るのが大変心地好く、美しい空間となりました。


二つ目の奥の部屋は、磨いた四角い真鍮板を一本のワイヤーだけで吊るし、そこに種や紅葉の枯葉、干乾びてしまったヤモリの子などが水平のバランスを取るように配置してあります。

梁の陰・部屋のそこかしこに自分で集めてきた種子や動物の頭蓋骨・枯葉を置いてますが、あえて見せつけるようにはしてません。気づく人だけが見てゆくといった感じです。

奥の部屋の副題は「生命の闇・宇宙の光」。逆に「生命の光・宇宙の闇」と言っても構いません。

2002/2 さいたま・ギャラリー楽風
ステンレス アクリル アラミド繊維 H.250 cm
真鍮 ステンレスワイヤー 種子 骨 ほか  40cm角


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