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箱の中に箱を浮かべる
入れ子バスレフスピーカー pair
Size W.25 D.29 H.34cm 使用ユニット FOSTEX FE 103Memorial

二重箱のエンクロージャーになっている。ダブルバスレフというよりは「入れ子バスレフ」になった風変わりなスピーカー。
バスレフポ−ト(穴)は正面で主な音が全て一ヶ所から出てくる。

とても定位と音離れがよく、楽しく音楽を聴けるスピーカー。
取り外しの出来るステンレススパイクで音質を調整しながらセッティングする。

元の設計は故長岡鉄男氏の「サウンド・クーラー」と呼ばれるものだが、寸法・材質・調整が少し違う。製作当時は失敗かと思った。
スピ−カーユニットを換えたり、内部の吸音・防振を1年がかりで調整して今の姿に。
外箱と内箱の固定は上下4箇所づつの計8箇所だったが、実際には箱鳴りしやすいので脇も必要だと思う。
後からするのは大変なので、これから作る方は計画的に内部補強を考えた方が良いでしょう。

入れ子は本来バッフル板からの不要な雑音を抑えるためで、ユニットを浮かしてしまおうという発想のようだ。
内箱は重めのベニヤ。元々響きの良い(良過ぎる)メルクシパインを外箱に使ったので響きのバランスを調整するため、各所にコルクを張っている。
そしてレゾナンスチップ・クライオをネジの頭に。これは結構効きます。

当初FOSTEXのS100というルックスの良いユニットを付けて いたのだが、音質が合わず換えた。
FE103Memorialは名器といわれるFE103の特別限定品。1年使ってようやくエージングが済んだ感じ。買った当初は聞けたものではなかった。

これに限らず、ちょこっと音出ししてモノを判断するのは早急すぎると痛感。

ルックス第一で製作し始めたが、やはり最後は音優先の出来上がりに変わってしまった。二枚目半の役者といったところか。


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