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窯鳴りの教え
陶製壺形スピーカー pair
Size Φ 27/28 x h 34cm  10kg/one  使用ユニット FOSTEX S100  SPグリル付き

焼き物の窯を焚いているときに「窯鳴り」の重低音から思いついたスピ−カー。
(窯鳴りってすごいですよ。近くで聴き過ぎて一時的な低音性難聴になったことがあります。)

作った時は陶器のスピーカーが作られていることを知らず、全くのオリジナルとしてロクロを回して作った。

フラゴンやINAX等の市販品を知ったのはその後で、残念ながらそれらとの比較試聴をしたことがない。

球形に近いことと重いことから、普通のスピーカーで問題になるバッフル板からの雑音が抑えられて、音楽がスピ−カーに張り付いていない。

吸音材等の調整は、当初付けていたFE103Mというユニットのエージングもあって1年以上かかった。
かなりの厚みがあり重量もある。
それでも「石」の響きが乗ってしまう。
例えば、ブチルゴムを内側に張ったり、吸音材を多量に使ってダンピングし、その響きを押えることは出来るかもしれない。
ただ、私は「その材料の良さを出来る限り生かしたい」ので、和紙を揉み、三角錐の戸澤式レゾネーターを沢山作ってだんだん増やしていった。

使用するときは黒檀のような木のピースで3点支持が良いようだ。
金属系インシュレーターではキンキンしてしまう場合がある。

ユニットを「入れ子スピーカー」とトレードして、S100という10cm高級フルレンジに換えたら音のバランスが良くなった。

スピーカー単体ではFE103Mの方が良いと思うが、やはり肝心なのはバランス。
ワイドレンジではないがシャープな音。ルックスと相まって楽しいスピーカー。

単体でももちろん楽しめるが、上質なサブウーハーと組み合わせると更にスケール感が増すのでは?

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